首都圏建設アスベスト訴訟・東京高裁(東京地裁判決控訴審)の不当結審との闘い 【弁護士 鹿島 裕輔】

1 東京高裁(東京地裁判決控訴審)の裁判長が「次回、結審」の方向を表明     平成27年7月14日、東京高裁(東京地裁判決控訴審)の第6回期日が行われました。同期日において、裁判長は「次回で結審する方向だ」と…

カネボウ白斑被害について、訴訟を提起しました 【弁護士 伊藤 真樹子】

  1. カネボウとの交渉経緯  カネボウ美白化粧品白斑被害救済東京弁護団では、平成26年7月4日にカネボウへ交渉の申入れを行いました。  これに対し、カネボウからは、内金の支払いが提示されましたが(ただし、一…

自衛隊が海外で行うことがめざされている「捜索救助活動」とは? 【弁護士 山添 健之】

 現在、参議院で審議されているいわゆる「安全保障法制」には、多くの新しい法律用語が出てきます。これらの用語を分類すると、「存立危機事態」「重要影響事態」「国際平和共同対処事態」などの日本を取り巻く国際平和環境の局面・事態…

今なぜ安全保障関連法案(戦争法案)? 【弁護士 加藤 芳文】

(初めに)  私は大学で50年前芦部信喜という40代半ばの助教授から憲法を習った。鼻が悪いらしく,すすりあげながらのマイクであったが人権・憲法訴訟・憲法制定権力など彼の得意分野の講義を聴いた覚えがある。以来、日本国憲法が…

戦後70年平頂山事件を通じて日中の歴史和解を考える 【弁護士 大江 京子】

 平頂山事件とは、1932年9月16日、中国東北部撫順市近郊の平頂山地区において、旧日本軍(独立守備隊第2大隊第2中隊)が、『匪賊』の通過を知りながら通報しないのは平頂山住民が匪賊に通じているからだとして、報復のために無…

平和的な抗議の力。グローリー明日への行進を観て思うこと 【弁護士 仲里 歌織】

 先日、キング牧師を中心としたアメリカでの公民権運動を描く映画「グローリー 明日への行進」を観てきました。  暴力での不当な排除を前に、自由・権利を求めて何度でも非暴力を手段として立ち上がる人々の姿に、心からの尊敬の念を…