山口大学シンポジウムで報告してきました 【弁護士 仲里 歌織】

 山口大学研究推進体公開シンポジウム「東日本大震災3年目の課題(山口で考える広域避難と被災者支援のあり方)」で、「子ども被災者支援法の背景と現在の課題」について報告してきました。

 当日は、150名以上の方に参加頂きました。第1部が研究者からの報告で、第2部が支援団体や当事者からの報告でした。研究者、当事者、支援者からの話を伺い、「もう被災者ではない、自立しよう」という方、心が折れてしまう方、家に閉じこもる方等、被災者の状況はそれぞれ異なっていることを改めて感じましたし、一人ひとりにあった支援を、いち早く実施する必要性を感じました。

 支援法については、支援法に対する期待や、他方で未だ「基本方針」が定まらない点に対する質問がなされ、復興庁の対応の遅さを誰もが感じている状況下において、私たち法律家も精一杯声をあげなければと再認識しました。

□日時:2013.3.9(土)13:00-17:20

□会場:山口大学吉田キャンパス1番教室

□主催:山口大学研究推進体「東日本大震災における避難者のリスク意識と社会的ネットワークに関する比較研究」

□共催:山口地域社会学会、山口大学人文学部

□後援:山口大学