出版のご案内「JUSTICE‐中国人戦後補償裁判の記録」【弁護士 大江 京子】

 当事務所の大江京子弁護士の執筆した書籍が発売されました。

 「JUSTICE‐中国人戦後補償裁判の記録」
 出版社:高文研 定価2750円(税込)
 著者:中国人戦後補償弁護団

 中国人戦争被害賠償請求事件弁護団の1995年以来20年に及ぶ裁判と現在にも続くたたかいの記録です。「弁護団はなぜ立ち上がったか」の経緯をはじめとして、日本が中国侵略戦争の中で起こした数々の残虐な事件、平頂山事件、南京虐殺・無差別爆撃・731部隊事件、遺棄毒ガス・砲弾被害事件、中国人「慰安婦」事件、強制連行・強制労働事件など、法廷においてたたかった弁護士によって執筆されています。それぞれの事件被害者の証言の数々を掲載しました。裁判所は、いずれの事件においても事実関係があったことを認定しています。私は、1996年より担当している平頂山事件の章を執筆しています。
 ポツダム宣言の受諾から75年以上が過ぎ、日本では戦争の記憶(被害も加害も)が薄れていることが懸念されています。しかし、日中関係、日韓関係は未だに75年以上前の「戦後補償」問題や歴史認識の問題がのどに刺さった骨のごとくネックとなって両国間の平和友好関係を阻害している現状です。かつて日本は、中国で何をしたかを知ることは、政治信条にかかわらず必要なことであり、この本がその一助になることを願っております。

事務所にお申込みいただいた方には、特別に2割引きの2200円(税込)で販売致します。
ぜひ、この機会にお申込みください。

 なお、同じく高文研より2008年に出版された「平頂山事件とは何だったのか‐裁判が紡いだ日本と中国の市民のきずな」も感動ものです。こちらもぜひ、お求めください(1400円)。