地主から底地買い取りに成功した事例 【弁護士 加藤】

相談内容

父の代から借地していますが,東日本大震災で建物が傷み建て替えたいと思っています。この際借地のまま建て替えるのではなく、地主から土地を買い取りたいのですが、うまくいきますか。

相談内容

父の代から借地していますが,東日本大震災で建物が傷み建て替えたいと思っています。この際借地のまま建て替えるのではなく、地主から土地を買い取りたいのですが、うまくいきますか。

解決内容

都内では通常借地権が7割ないし6割ありますから、地主さんが承諾するならば所有権(底地権という)を,理論上は時価の3割ないし4割(つまり7割ないし6割引)で買い取ることができます。

但し、地主が売らないと反対すればむりやり買い取ることはできません。

今回のケースは,本来は6割の地域でしたが,契約書で7割とする旨合意がなされていました。

そこで、地主代理人と3年かけて折衝の結果、当初売却に反対していた地主の説得に成功、時価の3割を支払い無事所有権を買い取ることができました。

コメント


東京弁護士会
 【弁護士 加藤】芳文
かとう よしふみ
Katou Yoshihumi
借地の場合、
①地主から底地を買い取り自分の土地にするか
②借地のまま地主の承諾を得て古くなった家を建て替えるか
③地主に借地を買い取らせて明け渡すか
④地主の承諾を得て第3者に借地権を売却するか
などややこしい問題があります。
そういう場合は、早めに弁護士に相談することが大切です。