私のH27年度活動日誌より 【弁護士 加藤 芳文】

 特定秘密保護法廃止、戦争(安保)法案阻止の闘いに参加して

 43年間の弁護士生活の中で昨年のように激しく悪法反対闘争を闘った日々はありませんでした。

 憲法と同年齢の私は、安倍政権のアメリカ言いなりの自衛隊海外派兵法案を許すことができず、戦後70年続いた平和とその礎になった平和憲法を守るため日比谷野外音楽堂の集会・デモ、国会抗議行動に何回も参加しました。

 震え上がるような寒い日もうだるような暑い日もありましたが、今となってはみな良い思い出です。

 あんなに国会に大勢の人が集まるとは思いもよらず、戦後70年、反戦平和・憲法擁護の揺るぎない信念が多くの日本人に定着していることを肌で実感しました。

 江戸川で何度も開かれた集会、デモにも参加し開会挨拶・情勢報告を仰せつかったり、パレードの先頭に立ったりして多くの週末が過ぎていきました。(制服向上委員会のトークと踊りには爆笑、直後に開会挨拶担当の私は台詞を忘れてしまいました。)

 したまちで何度もデモ行進が行われるのは珍しく、おかげで大勢の仲間ができ何かと勉強になる日々でした。ただ言い訳になりますが、まだ現役で仕事をしているので、頻繁に行われる行動にあまり参加できず、駅頭宣伝、署名活動などで頑張る仲間の皆さんはうらやましくもあり、とてもついて行けず頭が下がりました。

 デモをパレードと呼び、お堅いシュプレヒコールでなくラップとか言う不思議な呼びかけも恥ずかしながら初体験、参加者のカラフルで創意工夫をこらしたプラカードやゼッケンなどはベトナム戦争反対運動を闘った私には隔世の感がありました。(一番ぎょっとしたプラカードは「原発がやられるぞ!」テロを呼び込む状況をつくって恥じない安倍さんへの鋭い抗議の叫びでした。)

 今年も戦争法廃止の闘いが続きますが、引き続き登山やウォーキングで身体を鍛え仲間の皆さんから脱落しないよう頑張ります。